介護士になるために施設の面接を受ける際、どういった服装で行けばいいのか迷う人は多いでしょう。非常にラフな服装で面接に挑む人も少なくありません。若い人はスーツ率が高いですが、中にはジーンズにTシャツで来る人もいますし、そうした人でも合格するケースもあるでしょう。
面接における服装な厳密に規定が決まっているわけではありませんから、求職者の自由にできます。ただし、面接では清潔感が重要になってくるので、それなりの格好をするのは当然でしょう。たとえカジュアルな服装で行くにしても、清潔感だけにはこだわるようにしましょう。介護施設は衛生面に気をつけなければならない場所ですから、不潔な人はその時点で落とされてしまう確率が高いのです。

そういったことを考えると、念のためにスーツを着ていくのが賢い方法になります。スーツを着ていることがマイナスに作用することはほとんどありません。やる気があると感じてもらいやすくなりますし、メリットは大きいです。スーツを着ていった場合、現場では少し恥ずかしい思いをしなければならないこともありますが、その日だけのことなので気にする必要はないでしょう。できれば、オーダースーツを作っておくといいでしょう。オーダースーツなら、自分の体にぴったりフィットさせることができます。より見た目の印象をアップさせることができるので、合格できる可能性も上がります。人は第一印象で評価されることが多くなるわけですから、服装にはそれなりのお金をかけておくのがベストでしょう。

介護士にとって魅力的な職場であるほど、志望者の数は増えてきます。そのため、採用されるためには面接対策を万全にする必要があるでしょう。
志望する理由として、職場までの距離や給料、休暇の取りやすさなどを考慮するのは当然です。しかしそれをそのまま志望動機として面接で述べるのは問題があります。自分は選ばれる立場であると考え、選ぶ立場である介護施設にとってあなたを採用したくなることをアピールする場であると考えましょう。そのためにも、まず介護施設のことを調べ、介護施設が在宅介護施設か有料老人ホームかといったことを把握するのが大切です。熱意のアピールになるだけでなく、自分の言葉を見つけやすくなります。実習や身内の介護での経験談や、自分の長所が職場にあっていると主張することもアピールに繋がります。

また、面接前にしっかりと自己分析をしておくことも重要でしょう。自分の長所と短所を自分で把握して、志望する介護施設が欲しくなるような形で伝えるために行います。短所については正直に述べ、その短所に対する自分の意識や注意していることを伝えることで、あまりマイナスになることはありません。例えば、自分の短所が「頑固」だとすると、「自分は頑固なのでそこに注意しつつ、志高く仕事ができる」などといったアピールができるでしょう。また、「目標を持って仕事をすることが好き」などというアピールも有効でしょう。
働き始め、右も左もわからない状態で何をすればいいのか分からない場合でも、自分は頑張れるとアピールすることで、雇用しやすい人間であると思われる可能性が高くなります。